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文化の日は忘れられない日。

11月に入って急に寒くなりました。
今日は文化の日であり、義母の命日、8年前の今日亡くなりました。
わたしには忘れられない日です。

義母は脳梗塞から始まり心因性の病気や認知症、身体がだんだん効かなくなる病気などいろいろな病気を抱えてしまい、わたしは志半ばで仕事を辞めて7年間介護生活をしました。
病状が落ち着くまで入退院を繰り返し入院するたび認知症が強く表れ周囲の患者さんには迷惑がられたり白い目で見られたり・・・突拍子もない行動に走る義母に慌てたり宥め賺したり(笑)
夫の希望で在宅介護が始まり病状が安定していればそれなりに穏やかに過ぎる時間でも、病状が悪化すれば夜の夜中でも義母を抱えて救急に駆け込む生活、夫はひたすらマイペース振りを発揮するのみで(笑)

当時は義母とトンネルの暗闇で二人暮らししている気分だった。
通院するとき、歩けない義母を抱えてズルズル玄関まで移動し駐車場までおんぶして行こうと背中に乗せたら重すぎて玄関先でぐちゃっと潰れてしまった事もあったっけ(笑)
ヘルパーさんに介助をお願いしても、どうにも気に入らなくて結局抱えてズルズル車まで移動し押し込めるように車に乗せ、シートベルトを付けて膝掛けを掛けてあげるとにこ~っと安心したように笑った顔が印象的だった。
きっと、この嫁に何をされるか不安でいっぱいだったんでしょうね(笑)
ご近所の人たちは義母とわたしがズルズルスタイルで駐車場に登場すると蜘蛛の子を散らすようにその場を立ち去った、誰も手伝って欲しいとは言ってないのに。

最期の日は虫の知らせだったのか、朝方から何時もと様子が違う義母に夫も付いて救急に駆け込んだ。それから一時間もしないうちにあっ気ない最期だった。
あの日、人口呼吸器を付けるかどうかと問われ、付けないことを選択したのは夫だった。その為にヤツは一緒に付いてきてくれたのか・・・わたしの立場では付けない選択はしなかったろう、そして夫婦のカタチも壊れていたに違いない。
周囲からは介護をやり遂げた事でだいぶわたしの“株”が上がったようですが、結果としてはそうかも知れないけどあのまま続いていたらわたしは完ぺき鬼嫁と化していたでしょうし、それを義母は察知していたのかも^^;

今日は午前中にお墓参りをしてきました。
紅葉が真っ盛りです。

秋も深まってきました


お寺


昨夜は雨でしたが遠くの山は白くなっていました、初冠雪です。
(写真の左下の隅っこに・・・^^)

説明なし(笑)


夫は毎回墓前でわたしより長く手を合わせます。
この人の胸の内にはなにがあるんだろう?と思いますが、あまり深く考えない事にしてます。
アイツにはアイツなりの巡る思いがあるのでしょう。
いいんです、それで^^
 

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