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ねこのはなし。

チビ太郎は昨年末に糖尿病と診断され明けて1月から3月末までほぼ毎日日帰り入院で治療を続けた。毎日インスリンを打たれ、検査のために血液を抜かれては痛い思いをし、お財布の中身もひじょ~に痛かった・・・。4月からインスリンの投与量がほぼ決まりこんどは家で注射をするようにと獣医から言い渡され・・・注射嫌いのわたしに注射を打てってか!(´Д`)
注射針を射す時のブスッという感触が怖くて「次は打とう」「次は絶対打つぞ」「次は・・・」と何度もためらいながら毎回ドキドキと緊張感で、たまに誤って自分の指に針を射してしまったり、1本の注射を打つのに20~30分も掛けてしまっていた(今じゃ5分もあれば出来ちゃうけどねー)その間にも定期的に血液検査で血糖値をチェックするのだけど一向に正常値にならない。その度にインスリンの投与量は増えるばかり・・・チビ太郎はどうなるん?獣医は「大丈夫、気にしないで」と言うけどその言葉の裏になにか重大な事実を隠しているようにさえ思えた。

ところが、です。
発症してから体重が半分に減り毛並みも悪くたまに歩行障害に陥り歩きにくそうにしていたヤツが、毛艶が出てきたようだ、抱き上げると軽さを感じない、見た目もとても安定しているように見える。そしてこんな記事を見つけた。

犬の糖尿病は不治の病であるが、猫の場合は遺伝的なインスリン分泌不全ではなく、何らかの原因で体のインスリン感受性が低下し分泌に負荷がかかり、結果、膵臓が疲弊してインスリン分泌が低下する「インスリン非依存性」の糖尿病が多い。糖尿病になる子はしばしばいるが、特に多いのが肥満した中高齢の猫である。しばらくインスリンを注射しながら糖尿病を治療しているといつの間にかインスリンをうたなくても食事療法だけで落ち着いてしまう事がある。猫はグルコース中毒で一時的に高血糖で弱ってしまっている状態の場合がある。グルコース中毒というのは、一旦高血糖になると膵臓がうまくインスリンを分泌できなくなってしまう事であり、グルコース中毒に陥っている状態でもインスリンを投与し、血糖値を正常のレベルに戻るよう治療していれば、グルコース中毒の状態から脱し、また膵臓からインスリンが分泌される可能性がある。

昨日久しぶりに検査をしたら、血糖値は正常値に戻っていた。むしろ低血糖になりそうなのでインスリンの量を減らしましょうと獣医さんに言われましたぞー♡完治は望めなくても食事療法でいける可能性が出てきたのかもー!!猫も人も負担にならない方法で治療できるならこれほどいいことはない(お財布には相変わらず負担だけど^^;)
わたしはバカが付くほど猫が好きだ。チビ太郎はばあちゃん(義母)の介護をしていた時に我が家にやって来た。ばあちゃんは猫嫌いで猫の姿を見ては「どどふけねご!」(どういう意味?)と悪口を言う人だった(笑)
長い間猫を飼うのを我慢していたが、痴呆症と寝たきりになった頃に遠慮なく猫を飼うことにした。いっぺんに3匹の仔猫が家族になった。
寝たきりの老人の介護は本当に辛かった、「出口のないトンネルの中にいるようだ」という例えがあるがまさにその通りだった。毎朝起きてはため息を吐いてから動き始めるのが日課になっていた。
そんな時にやって来た仔猫たちは遊ぶ姿も寝姿もただただ愛しくて、その可愛さはひとつ間違えば「鬼嫁」になりそうなわたしを食い止めてくれた。そして数年後ばあちゃんを見送った。

今じゃ猫たちは老猫だ、日がな一日を寝て暮らす。
数年前、庭の隅で仔猫を拾い家族になってからは二階で暮らす老猫たち。階段を一気に駆け上がるはずが、足を踏み外してコケることもある。歳を取っても甘え上手なのは見習いたいなー、全く歳を感じさせないもんな(笑)
チビ太郎は家に来た時から大将(気取り)で病気を患った今でも変わりなく偉そうに振る舞っている。この先どんなにヨボヨボ猫になってもきっと可愛い存在だし、わたしが辛い時に支えになり助けてくれた(と言っても本人は全く自覚ないと思うけど)だから息災なく暮らして欲しいと思っている、チビ太郎の病気も食事療法でなんとか食い止めることが出来るようになればいいんだけど(=^・・^=)

チビ太郎
 

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