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父のこと。

春は行きつ戻りつ。
外に出たら小雪が舞っていました、風が強いです。
なかなか季節は落ち着かないようです。

数日前、早朝から実家の父より「元気でやってるか?」の電話あり。
他にも「野菜はあるか」とか「米は間に合ってるか」とか、こういう時の電話は「会いに来い」のサインなのだ(笑)
久しく両親の顔を見ていないので午後に行く約束をして家を出るときに電話をしたら両親は不在。
まぁ、行ったらなんとかなるだろうと実家に到着してしばらく待っていたら両親が帰って来た。

話を聞くと朝に電話した直後に父の具合が悪くなって病院に行ってきたとのこと。
父の肺は片方がまったく機能しておらず、一方の肺も機能が低下していて咳き込むことが多い。就寝するとそれがかなりひどいらしくて母はこのまま逝ってしまうのではないかと思うほどだと。
退職後の父は畑仕事が好きになり小さいながらビニールハウスを3棟建てて少量ながら沢山の種類の花や野菜を作っている。
お陰で我が家は夏から秋は殆ど花と野菜は買う事がない^^
ただ、この頃は少し動くと疲れたと言っては横になる事が多くてビニールハウスも荒れがち。
お医者さんには動かないようにと言われ、母が止めても聞く耳持たずで動いている訳だけど。

病院に行くたびお医者さんには呼吸が楽になるようにと酸素吸入を進められているにも関わらず頑として受け入れない。
酸素ボンベを背負った人たちは2年ぐらいで逝ってしまう人が多いから嫌だと言う。
父は現在80歳、常々自分の父(わたしには祖父)が亡くなった歳まで生きたいと思っている。祖父は85歳で亡くなった。
今回も「酸素はいらない」と言ってしまったらしいがお医者さんには「あと2年しか生きられませんよ、酸素つけたら3年かな~」と言われショックを隠せない様子だった。

咳き込むことはあっても普段と変わらない生活なので心配しても深く考える事もなかった“父の死”を胸にずんっと意識してしまった。
冗談で「死ぬ時は道端でこけるように死んでね」なんて言ったりしてたけどもう言えない。
肺の機能低下は食い止められない、どんな民間療法を用いてもひどい咳は治まってくれない。
お互い悔いが残らない様せっせと実家通いするしかないんかな。
 

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